【旅行記】2018年6月マレーシアマラッカメモ

malacca heritage
海沿いのモスク

Day 1

5時起床、6時出発で某SMRTバスにてConcorde Hotelに向かう。外は生憎の雨である。
初めてConcordeのロビーに行ったような気がするが、しかし以前にも来たような気がするのはなぜだろう。ロビーにはまるで水槽のようなシースルーのエレベータがあり、90年代の香港映画を彷彿とさせる。ちなみにロビーは3Fにあり、オーチャードロード側のエスカレータから直行する。正面の階段を上ってしまうと2Fのセキュリティに行くので、若干導線が意味不明でもある。
チェックインとは名ばかりの名簿確認、パスポート持参の念押しがあり7:30にバスは出発する。最初に別なバスのゲートに並んでしまったが、しかしキャリーを引きながら別のバスの番号を確認し、そちらが正しいバスであることを確認する。PC21の車体番号
シンガポール側では基本的にガイドはいない。CTEからAYEに向かうが、金曜だというのに意外な渋滞となり、Tuasのチェックポイントに行くまで小一時間を要した。
8時半過ぎにチェックポイント着。最初のシンガポール出国時には荷物を持っていく必要はないらしいのだが、何があるのか分からないのでキャリーをもって出国審査に。基本的にシンガ出国はシンガポーリアンと同じ自動ゲートで出国できてしまうので、短時間でここをクリア。自動ゲートのシステムや機材は空港と変わりない。あまり人はいない印象
次いでセカンドリンクのコーズウェイを越えしばらく走り、マレーシア側の入国審査に。ここも人数はそれほどでもない(20人くらいが並ぶ)が、カウンターが3つしか空いていないので5分程度待たされる。珍しく入国審査官に行先と滞在期間を聞かれたので、マラッカに3日行くと伝える。パスポートに当日日付のスタンプがきちんと押されていることを確認し(重要)、バスに戻ったが出発まで少し時間があるようなので、集合場所手前のミニマートにてカップケーキとクッキーを購入する。RM6ぐらい。
ここから女性ガイドさんが登場する。パーマ髪が特徴的な60代とおぼしき華人で、割ときれいなイギリス英語を使う。バスにはWifiもあってそれなりにつながる。ちなみにバスはLuxury Coachの高い席(片道38ドル)を買ったのだが、深くリクライニングのできる革張りのシートでなかなか快適だった。この時点で大体9時ぐらい。
バスは高速道路をひた走る。途中で休憩所にて20分の小休止。昔来た時と全く同じSAに停まったようでなんとなく雰囲気を覚えていた。残念ながら奥のミニマートは開いていなかったので(理由不明)、ケーキ屋で老婆餅(2.5RM)と煮落花生(家人のおすすめ)を買って腹に入れる。落花生は要するにスープに入っているあの落花生の味だ。なかなかうまく、無言のまま食べ終える。
高速道路を降りたのが12時手前で、12:16には最初の降車地Swiss Garden Hotelに着いた。ここはTangsデパートが併設されたなかなか小ぎれいなホテル。ショッピングセンターで色々お買い物できる環境で、ホテルの周囲にレジデンスやら色々円形にテナントが入っている様子。本来なら我々のチケットではここで降車しなければならないのだが、ガイドさんが気を利かせてくれてなんとIbisの目の前でおろしてくれることになる。グッジョブ。
事前の調査ではIbis Melakaは昨年7月に出来たばかりのホテルで、まだ新しいだけに結構いい感じのレビューが多かった。フランス系のチェーンで以前ブギスでも泊まったことがあり、広めの部屋が悪くなかったので今回はここに。若干ベッドの中心部がへこんでいる(むしろツインで良かった)以外は、収納もスペースが多く、シャワールームも清潔ないい部屋である。これで二名で一泊7000円くらいとは恐れ入る
早速シャワーを浴び、ベッドで少し体を休めてから市内散策に出かける。徒歩にてJonker Streetへ。ホテル近辺がマラッカのリトルインディアなのでいつもの匂いがするのだがまあそれもご愛敬。いい加減お腹が減ったので近場でいい店がないか探す。入口の雰囲気とGoogleでのレビュー数・内容から「Our kitchen」に決めた。オープンから日がないのか知らないが、20数件のレビューで4.4の高得点である。期待大。
食べたのはPaiTee(金杯)、五香巻、卵焼き、Pork Pontee、黒ホッケンミーにベラチャンカンコン。う、うまい。これである。こういう爽やかな辛味をずっと求めていた。ようやくマラッカまで来て納得のいく辛さに出会えた気がする。食べ合わせのドリンクは安定のアイスレモンティとバーリー冷となる。なんとこれでRM60(1800円くらい)。安い。安すぎて心配になる。大丈夫かOur Kitchen。
旨い飯のあとは引き続き観光。Baba&Nyonya博物館をまず見て回る。入場料はRM15。残念なことに入口以外は撮影禁止とのことだったので写真はないが、二階建ての奥行あるなかなか豪壮な内装だった。階段から上は土足禁止なので靴を脱いであがる。中庭の上部が吹き抜けになっていて日光が内部に入ってくる、典型的な南洋建築である。中には陶器等も置いてあってなかなか勉強になった。ちなみに入口でパンフレットをもらうわけだが、その説明を読んだあとに途中のカウンターで返却して見学完了となる。出口はレストランになっていて、そこを修理していたおじさんがケガをして流血するアクシデントがあった。
Nyonya Museumの前の通りは歩道が著しく狭く非常に歩き辛いが、タイルなど見て歩くのも実に楽しい。引き続きMameeミュージアムなど見て回るうちにだいぶ暑くなってきたのでホテルに一旦退却、シエスタタイムとする。
起きたら18:30で思ったよりも寝すぎてしまった。せっかくなのでGrabを使ってショッピングモールまで行くこととする。このショッピングモールには9年前にも来たことがあるけど、だいぶ内装も状態も変わった。アウトレットではあるものの、ちゃんとした店が増えた気がする。相方はKLで買い忘れたLevi’sの黒ジーンズをゲット、小生もNikeのランパンを物色する。何しろマハティール先生のおかげで今月からしばらくGST0%である。消費税がないなんて小学校以来でなんかとても素敵な気分だ。
メガモールの中でコーヒーパンを食べたがなかなかうまい。次いで今夜の晩飯を食べにMakko Restaurantに歩いて向かう。この辺は9年前にEquatorialホテルに泊まった時は夜でも真っ暗で店もなく、非常に心細い思いをしたものだが、今回来てみるとまばゆいばかりに整備された一角になっていた。Hatten Hotelが出来上がり、メガモールも拡張してこのようになったらしい。10年はひと昔とはよく言ったものである。
さてMakkoだが、21時近くに行ったのでもう閉店しないかヒヤヒヤしていたが、中に入ってみればお客がいっぱいでこれなら大丈夫と一安心。
ここで私はギネスビール、家人は安定のアイスレモンティにCinkalokやら四季豆の炒め物やら、腹いっぱい食べてこれまたRM60で済んでしまった。一体この物価安はなんだろうマラッカ。飯を食べたら眠くなってしまったので、Grabにてホテルに帰って寝た。

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