Day 1
5時起床、6時出発で某SMRTバスにてConcorde Hotelに向かう。外は生憎の雨である。
初めてConcord eのロビーに行ったような気がするが、しかし以前にも来たような 気がするのはなぜだろう。ロビーにはまるで水槽のようなシースル ーのエレベータがあり、90年代の香港映画を彷彿とさせる。ちな みにロビーは3Fにあり、オーチャードロード側のエスカレータか ら直行する。正面の階段を上ってしまうと2Fのセキュリティに行 くので、若干導線が意味不明でもある。
チェックインとは名ばかりの名簿確認、パスポート持参の念押しが あり7:30にバスは出発する。最初に別なバスのゲートに並んで しまったが、しかしキャリーを引きながら別のバスの番号を確認し 、そちらが正しいバスであることを確認する。PC21の車体番号 。
シンガポール側では基本的にガイドはいない。CTEからAYEに 向かうが、金曜だというのに意外な渋滞となり、Tuasのチェッ クポイントに行くまで小一時間を要した。
8時半過ぎにチェッ クポイント着。最初のシンガポール出国時には荷物を持っていく必 要はないらしいのだが、何があるのか分からないのでキャリーをも って出国審査に。基本的にシンガ出国はシンガポーリアンと同じ自 動ゲートで出国できてしまうので、短時間でここをクリア。自動ゲ ートのシステムや機材は空港と変わりない。あまり人はいない印象 。
次いでセカンドリンクのコーズウェイを越えしばらく走り、マレー シア側の入国審査に。ここも人数はそれほどでもない(20人くら いが並ぶ)が、カウンターが3つしか空いていないので5分程度待 たされる。珍しく入国審査官に行先と滞在期間を聞かれたので、マ ラッカに3日行くと伝える。パスポートに当日日付のスタンプがき ちんと押されていることを確認し(重要)、バスに戻ったが出発まで少し時 間があるようなので、集合場所手前のミニマートにてカップケーキ とクッキーを購入する。RM6ぐらい。
ここから女性ガイドさんが登場する。パーマ髪が特徴的な60代と おぼしき華人で、割ときれいなイギリス英語を使う。バスにはWifiもあ ってそれなりにつながる。ちなみにバスはLuxury Coachの高い席(片道38ドル)を買ったのだが、深くリクラ イニングのできる革張りのシートでなかなか快適だった。この時点 で大体9時ぐらい。
バスは高速道路をひた走る。途中で休憩所にて20分の小休止。昔 来た時と全く同じSAに停まったようでなんとなく雰囲気を覚えて いた。残念ながら奥のミニマートは開いていなかったので(理由不 明)、ケーキ屋で老婆餅(2.5RM)と煮落花生(家人のおす すめ)を買って腹に入れる。落花生は要するにスープに入っている あの落花生の味だ。なかなかうまく、無言のまま食べ終える。
高速道路を降りたのが12時手前で、12:16には最初の降車地 Swiss Garden Hotelに着いた。ここはTangsデパートが併設されたなか なか小ぎれいなホテル。ショッピングセンターで色々お買い物でき る環境で、ホテルの周囲にレジデンスやら色々円形にテナントが入 っている様子。本来なら我々のチケットではここで降車しなければ ならないのだが、ガイドさんが気を利かせてくれてなんとIbis の目の前でおろしてくれることになる。グッジョブ。
事前の調査ではIbis Melakaは昨年7月に出来たばかりのホテルで、まだ新しいだ けに結構いい感じのレビューが多かった。フランス系のチェーンで 以前ブギスでも泊まったことがあり、広めの部屋が悪くなかったの で今回はここに。若干ベッドの中心部がへこんでいる(むしろツイ ンで良かった)以外は、収納もスペースが多く、シャワールームも 清潔ないい部屋である。これで二名で一泊7000円くらいとは恐れ入る 。
早速シャワーを浴び、ベッドで少し体を休めてから市内散策に出か ける。徒歩にてJonker Streetへ。ホテル近辺がマラッカのリトルインディアなのでいつもの匂いがするのだがまあそれもご愛敬。いい加減お腹が減った ので近場でいい店がないか探す。入口の雰囲気とGoogleでの レビュー数・内容から「Our kitchen」に決めた。オープンから日がないのか知らないが 、20数件のレビューで4.4の高得点である。期待大。
食べたのはPaiTee(金杯)、五香巻、卵焼き、Pork Pontee、黒ホッケンミーにベラチャンカンコン。う、うまい 。これである。こういう爽やかな辛味をずっと求めていた。ようや くマラッカまで来て納得のいく辛さに出会えた気がする。食べ合わ せのドリンクは安定のアイスレモンティとバーリー冷となる。なん とこれでRM60(1800円くらい)。安い。安すぎて心配にな る。大丈夫かOur Kitchen。
旨い飯のあとは引き続き観光。Baba&Nyonya博物館をま ず見て回る。入場料はRM15。残念なことに入口以外は撮影禁止 とのことだったので写真はないが、二階建ての奥行あるなかなか豪 壮な内装だった。階段から上は土足禁止なので靴を脱いであがる。 中庭の上部が吹き抜けになっていて日光が内部に入ってくる、 典型的な南洋建築である。中には陶器等も置いてあってなかなか勉 強になった。ちなみに入口でパンフレットをもらうわけだが、その 説明を読んだあとに途中のカウンターで返却して見学完了となる。 出口はレストランになっていて、そこを修理していたおじさんがケ ガをして流血するアクシデントがあった。
Nyonya Museumの前の通りは歩道が著しく狭く非常に歩き辛いが 、タイルなど見て歩くのも実に楽しい。 引き続きMameeミュージアムなど見て回るうちにだいぶ暑くな ってきたのでホテルに一旦退却、シエスタタイムとする。
起きたら18:30で思ったよりも寝すぎてしまった。 せっかくなのでGrabを使ってショッピングモールまで行くこと とする。 このショッピングモールには9年前にも来たことがあるけど、 だいぶ内装も状態も変わった。アウトレットではあるものの、 ちゃんとした店が増えた気がする。相方はKLで買い忘れたLevi’sの黒ジーンズをゲット、 小生もNikeのランパンを物色する。 何しろマハティール先生のおかげで今月からしばらくGST0% である。消費税がないなんて小学校以来でなんかとても素敵な気分だ。
メガモールの中でコーヒーパンを食べたがなかなかうまい。 次いで今夜の晩飯を食べにMakko Restaurantに歩いて向かう。 この辺は9年前にEquatorialホテルに泊まった時は夜で も真っ暗で店もなく、非常に心細い思いをしたものだが、 今回来てみるとまばゆいばかりに整備された一角になっていた。 Hatten Hotelが出来上がり、 メガモールも拡張してこのようになったらしい。 10年はひと昔とはよく言ったものである。
さてMakkoだが、 21時近くに行ったのでもう閉店しないかヒヤヒヤしていたが、 中に入ってみればお客がいっぱいでこれなら大丈夫と一安心。
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