今でもひどいときには週７日で銀座にいる僕ですが、かつての商社時代、僕は５年間銀座に通いました。銀座はその人の持つ興味に応じて輝きを変える宝石のような街です。ここでは僕なりに切り取った銀座の景色を随筆風に書いています。
銀座百景
銀座百景銀座百景
銀座百景【銀座百景】銀座若松
1894年創業の老舗甘味処 これは若松に限ったことではないが― 大体銀座の老舗というものは、通りをただ漫然と歩いていては到底気付き得ない佇まいで、ひっそりとしめやかにそこに息づいている場合が多い。店が古ければ古いほど、万事控えめに装飾もな...
銀座百景【銀座百景】銀座凬月堂
銀座6丁目の風月堂は居心地のよい喫茶店です。
銀座百景【銀座百景】数寄屋橋交差点
銀座への入り口、数寄屋橋交差点。
銀座百景【銀座百景】序
「銀座は不思議なところだと思った。銀座はもはや昔の銀座ではない。昔日の銀座の魅力といったものを具体的に構成していたものは、もはや何もない。残っているのは単に道路だけだ。汚い、うすよごれた道路だけだ。しかもなお若い男女が銀座を慕ってやってきて...