【福島県シンガポール通信第02回】フィリピンマニラ・バギオ出張 2007.5.15‐17

福島県シンガポール通信
Trip to the Philippines, 2007
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(本稿は2007年に僕が福島県国際課HPに寄稿した記事を再構成したものです)

クレアに赴任後2回目の海外出張として、5月15~17日の3日間、フィリピン共和国の首都マニラと、北の避暑地であるベンゲット州バギオに出張しました。二泊三日でこなさなければならない訪問が満載なので、移動も駆け足の忙しい旅となりました。

駆け足の出張、まずはマニラへ

美しいマニラ湾の夕日

今回の出張の目的は、クレアの事業であるLGOTP (Local Government Officials Training Program)というスキームを利用して、5月末から約半年間日本に滞在し、実際に自治体で働き専門分野の研修をするフィリピン人研修生の方に、我々から事前オリエンテーションをするというものです。

それと同時に、私がシンガポール事務所でこの4月からフィリピン担当になったので、関係各所へのあいさつ回りということで初めてフィリピンを訪れました。

時間を惜しんで関係先を訪問

1日目はシンガポールから到着後すぐに活動を開始しました。

以前から地方自治研究の関係でお付き合いのあるフィリピン州連盟 (League of Provinces in Philippines)のコンタクトパーソンであるLimbago氏に面会し、その後在フィリピン日本大使館にお邪魔して、ご挨拶と現地の状況の聞き取り、またCLAIRの事業について説明と情報交換を行いました。

選挙期間のフィリピンはどこかピリピリしている

実は5月14日がフィリピンの中間選挙(上・下院、地方選)投票日であり、我々が到着したのはその翌日でした。今回の選挙の集計作業は投票から2~3週間かかる見通しとのことですが、南部の一部の地域では治安が悪化し外務省から渡航延期要請が出るなど、どことなくピリピリした雰囲気の中での訪問となりました。

なので、正直街中をゆっくりのんびり歩くようなヒマもなく、車窓からパシャリと写真を撮るのが精一杯になってしまいました。

懐かしい人と一カ月ぶりの再会

また、1日目の夕はJETROマニラセンターのO所長と日本大使館S書記官(実は奇遇なことにSさんは福島県職員で、以前から外務省に派遣されていて私がシンガポールに来るのとほぼ同時期にマニラの在外公館に赴任された方です。)と会食し、有意義な情報をたくさん提供していただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

ちなみにSさんは、2006年に一年間私が東京暮らしの間、同じ県公舎に住んでいた元お隣さんでした。奇しくも全く同じ4月に二人とも海外に出ることになったわけです。「フィリピンは担当国なのできっと2年間のうちどこかで遊びに行きますね」とSさんに言ったのが3月だったわけですが、それから2カ月も経たないうちに再会したわけです。「奇遇なものですな」と、楽しくお酒を飲みかわしました。

二日目は国内線でバギオへ

大統領離宮

翌日、Asian Spirit航空という格安航空会社を利用してマニラの北、ベンゲット州のバギオに飛びました。ベンゲットは北の避暑地と呼ばれ、大統領が夏の間執務室を移す風光明媚な山岳地帯の都市です。

研修生に生活指導

ここでは件のLGOTPに参加し来日を控えたベンゲット州職員のEugeneさん(農業がご専門)とその上司の方々、そしてベンゲット州副知事にも同席いただき、CLAIRの事業紹介の後、来日に備えたオリエンテーションを行いました。

このベンゲット州は高知県と30年以上もの間姉妹都市提携をしており、今回Eugeneさんも5月末に来日後、滋賀県にあるJIAMという研修施設で1ヶ月間日本語の集中レッスンを受けてから高知県にある農業関係の機関で研修生活を送ることになります。

バギオの歴史

実はフィリピンには戦前から日本人植民が多く、ベンゲット州はその一大中心地としてかつては現地の道路工事に多くの日本人労働者が投入され、難工事のため少なくない数の日本人が命を落としているという場所でもあります。また、バギオは標高の高い所に位置し涼しい気候であるため避暑地としても有名で、夏になると政府の関係機関が一時期避暑のためこの都市にオフィスを移動することから「夏の首都」とも言われています。

また太平洋戦争の時代には、山下将軍率いるフィリピン駐在軍がマニラから移転して持久戦の本拠地とした場所でもあります。確かにこれだけ深い山岳地帯にあれば、なかなか簡単なことでは攻め入ることも難しいでしょう。そういった歴史のエッセンスが色々詰まっているのがこのバギオという街といえそうです。

棚田が広がる山間の道

初めて食べるフィリピン料理

私は今までフィリピン料理を食べたことがなかったので全くイメージが湧かなかったのですが、どちらかというとあっさりした味付けで、煮物やグリル、海鮮と素朴な料理法の食べ物が多かったように思います。個人的に好きになったのは豚肉の料理で、甘辛く煮付けたりチャーシューのように調理したものなどあり、日本人の口にも意外と合うのではないかなと思いました。

それと、お米を主食として食べている国なので、フィリピン米のご飯も少し粒は小さめですが非常に美味しく食べることが出来て良かったです。

まとめ

今回は短時間で残念ではありましたが、そんな中でも時間を割いていただき様々な方々にお会いでき、実り多い出張でした。今後、フィリピン担当として何度か出張することになると思いますのでまたご報告いたします。

(了)

続きはこちら↓

【福島県シンガポール通信第03回】ミャンマー旧首都ヤンゴン訪問 2007.6.19‐21
2007年6月、3回目の出張はミャンマー最大都市ヤンゴンへ。ちょっとした祖父の縁もあり、なんだか懐かしさを強く感じる国です。市内を走る日本製中古車がノスタルジーをかきたてます。

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