(本稿は2007年に福島県国際課HPに掲載された原稿を再構成したものです)
所内研修事業に大学教授を招聘
CLAIRシンガポール事務所では職員の能力向上と所管国に関する知識・理解をより深めるために、職員向けの研修事業を毎年行っており、私はその事業担当をしています。昨年度のマレーシアのマラヤ大学に続き、今年度はインドネシアのガジャマダ大学から研修講師として2名の教授をお呼びして、事務所職員向けにインドネシアの地方行政制度についての講義をお願いしました。
インドネシアの地方自治について
今回、講師を快く引き受けて下さったお二人は、ガジャマダ大学の副学長ドワイヤント教授と、人口政策研究センター長のスカムディ教授です。事務所の活動の中でコネクションがあり、インドネシア担当の同僚を通じて連絡を取り今回の来所となりました。
講義は3部に分かれ、それぞれ「インドネシアの政府機構」、「インドネシアの地方自治制度」、そして「インドネシアにおける地方行財政」について両教授からパワーポイントを駆使したレクチャーをいただきました。
通常ですとインドネシア語通訳が必要になるのですが、幸いお二人は英語が堪能なので、全ての講義は英語で行われ、参加者との質疑応答も全て英語でやり取りされました。
他自治体の在星駐在員も参加
当日は事務所の職員に加え、在星日系機関の職員の方々に参加いただき、最新のインドネシア行政事情について見識を深めるいい機会になりました。また、両教授にもCLAIRの活動を知ってもらい、また一人一人の職員と懇親を深めていただいたことは、今後の事務所の活動を拡大する上で意義深いものだったと思います。
ちなみに個人的に嬉しかったのは、お二人が帰る時にタクシーで空港までお送りしたのですが、「You’ve done a great job! You’ve always been very helpful, and we appreciate that!」と両教授から誉めてもらえたことです。インドネシアに来るときには必ず連絡をするように、とスカムディ教授と約束してお別れしました。素晴らしい経験でした。
(了)
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