【福島県シンガポール通信第06回】福島市「ミスピーチ」来星(活動支援)2007.8.31-9.2

福島県シンガポール通信
福島県庁
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(本稿は2007年に福島県国際課HPに掲載された原稿を再構成したものです)

福島市「ミスピーチ」がシンガポールにやってきた

2007年9月1・2日の2日間、シンガポールのオーチャードロード(東京における銀座のような界隈)沿いにある日系デパート「伊勢丹スコッツ」地下食品売り場特設ブースにおいて、新ふくしまが出荷している福島県産「川中島桃」の販売促進PRイベントが行われました。

今回は、福島県の県産品振興グループからS主査、そして福島市の「ミスピーチ」キャンペーンクルーであるYさんが来星されました。お二人ともはるばる福島市からの国内移動、そして長時間のフライトにもかかわらず、とても元気です!

実は今回の活動支援は、私がこの事務所に赴任してから、一番最初の福島県サポート案件なのです。二人ともシンガポールは初めてということなので、出迎えた空港から市内に向かうタクシーの中では、自然と街の案内や説明にも力が入ります。

何より、福島弁を使えるのが嬉しい!

福島県産桃のキャンペーンクルー「ミスピーチ」

ミスピーチとは、福島市を中心とする県北地域の自治体と福島県が主な構成員である「福島県くだもの消費拡大委員会」が、1963年から50年以上継続して毎年10名の女性を選出し、福島県産の果物を首都圏などでPRするためのキャンペーンクルーとして採用しているものです。

委員会について – くだもの消費拡大委員会

2019年現在、第57代目のキャンペーンクルーを迎えて、日本各地で福島県産くだもののPRを行っています。もしお近くでイベントがあるようでしたらぜひお越しください。

ミスピーチキャンペーンクルー – くだもの消費拡大委員会

CLAIRの活動支援とは?

シンガポール事務所では、日本の地方自治体関係者を対象に、海外活動支援事業とよばれる事業を行っており、自治体関係者がシンガポールとその周辺の対象国(ベトナム、マレーシア、タイ、インド)を訪れる際の様々なサポートを行っています。今回の案件も、県の国際交流グループを通して「活動支援依頼書」というものを提出してもらうことにより、当事務所から私がサポートのために活動支援に従事することになりました。
もちろんその他のASEAN諸国についても情報提供も含め出来る限りの対応をしておりますので、東南アジアを訪れる予定のある自治体関係者の方は、ぜひ各都道府県の国際部門(兼CLAIR支部)に詳細をお尋ねいただければと思います。

今回のミッション

PR当日の私の役割として、試食会場の交流風景を写真やビデオに収める作業と、ブース前に立ってビラを配ったり、ブース前で興味を持ったシンガポール人に英語で対応・説明する作業を行いました

個人的に、福島県をもっともっとシンガポールの人々に知ってほしい想いがあったので、県の観光パンフレット(英語版)の内容を勝手に流用させてもらって、ちょっとした福島のPRチラシを作って会場に置いてみました。所要時間30分にしてはまぁまぁの出来です。 

当日の様子

前日、お二人と会場の下見をしたときには「どんな感じになるんだろう」と思っていましたが、実際にブースを設けてPRを始めると、人が結構集まってくるではありませんか。

ミスピーチのYさんはとても明るい方で、長時間立ちっぱなしでPRを続けているのに疲れた顔一つ見せません。こちらも頭が下がります。カメラを向けると元気な笑顔を返してくれました。

高額でも品物さえ良ければ富裕層は買っていく

どちらかというと気軽に買えるイメージはなく、日本で買う際にも若干お高い感じがする桃ですが、実はこの特設ブースにおける桃の値段設定、2個入りパック(型くずれを防ぐために厳重包装)で2000円(!)近いという、日本ではとても考えられない値段設定なのです。

新鮮なうちに空輸しないといけないため、どうしても輸送コストがかかり高額になってしまいます。

桃を並べるミスピーチ

桃を並べるミスピーチ

ところが。
意外なことにこれが結構売れます。
さすがお金持ちの多いシンガポール。実は、この国は国民一人当たりのGDPがアジアでは日本に次ぐ高さであり、華人を中心として裕福な暮らしをされている人が非常に多いのです。人によっては同時に2パックも買っていってくれるではないですか。有り難いことです。

お客さん、チラシあげるから福島についても勉強してね。

アテンドした感想

会期2日間を通し、実際にブースに立ちあってみて感じた点は、

●シンガポールは華人が多く、中華文化圏の一つであるために桃は常食されており、需要はそれなりに高い。(国民は普段から桃を食べなれている)
●試食をしておいしいということが分かれば、消費者は迷わず買っていく。
●当然だが、福島の知名度はあまり高くない。(知ってる人はほぼいない)

といったところでしょうか。

今後の課題

日本に関する情報がどうしても限定される中、シンガポールで福島県の知名度を上げるというのはなまなかなことではありませんが、今後私に一体何が出来るのか、配ったチラシを一体何人の人が読んでくれたのか…そういった、今後の活動を考える上でも貴重な体験となりました。
またこういう機会が持てるといいなと思います。
(了)

続きはこちら↓

【福島県シンガポール通信第07回】タイ・バンコク「Japan Travel Fair」出展(観光PR) 2007.9.21-24
全国の自治体から集めた観光パンフレットを現地の旅行関係者や一般客に提供する「観光PR事業」で、タイの首都バンコクにやってまいりました。親日国であるタイ、さすが日本関係のイベントにかける力が違います。
第21回:編集後記(10年後の回想)
第20回:シンガポールNATAS観光フェアに出展(観光PR)
第19回:シンガポール・福島県立勿来工業高校が教育旅行で訪星(活動支援)
第18回:中国山西省・CLAIR北京事務所セミナー参加
第17回:フィリピン・マニラEROPA会議出席(活動支援)
第16回:タイ・山口県訪問団同行(活動支援)
第15回:マレーシア・クアラルンプールMATTA旅行フェア参加(観光PR)
第14回:シンガポール教育旅行セミナーで福島県PR(活動支援)
第13回:フィリピン・マニラ出張(連携強化)
第12回:タイのハラルフード(調査出張)
第11回:ジャパンクイズ2007表彰式(連携強化促進)
第10回:郡山市主催「郡山市民の翼」ご一行来所(活動支援)
第09回:ベトナム投資環境視察ミッション同行(活動支援)
第08回:フィリピン共和国ブラカン州訪問団、事務所来訪
第07回:タイ・バンコク「Japan Travel Fair」出展(自治体の観光PR)
第06回:福島市「ミスピーチ」来星(活動支援)
第05回:インドネシア・ガジャマダ大学教授招聘(職員研修事業)
第04回:ミャンマー新首都ネピドー訪問(連携強化及び情報交換)
第03回:ミャンマー旧首都ヤンゴン訪問(専門家派遣事業事前協議)
第02回:フィリピンマニラ・バギオ出張(連携強化)
第01回:インド出張(連携強化)
第00回:ごあいさつ

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