気が付けばもう5年ぶりくらいのタイ訪問記。今回はかつての家庭教師の生徒さんが駐在員としてバンコクに住んでいるので、会いに行ってみました。
Day 1
14:15着陸、やや旋回。スワンナプーム空港は8年前と大きく変わらず、平日午後でもあり入国審査もあっけないもの。着陸後シンガSimをアクティベートしたらすぐ4Gにつながる。これで1カ月有効データ1GBでS$10とは恐れ入る。スーツケース回収後Nothing to declareは出口狭く結構混む。名古屋からの便が同時刻に着いたため周囲に同志们多し。
到着ロビーからシティリンクまで遠く、空港をグルグル回る。パンフもらってB45x2でチケット購入。空港線の電車は12分に一本出るらしい。若干不思議な並ぶライン、到着後車内を警官?が見て回る。その後乗車。電車は特急廃止のため各駅停車、30分強でパヤータイ駅着。BTSへの乗り換えが出て下りてまた上がってとやや面倒。バンコクの駅はエスカレーターやエレベータが少ない。緑線二駅でサイアム、1フロア上で青線に乗り換え最寄り駅へ。下りにエスカレーターなく自力でスーツケース運搬。
16:20頃ホテル着。ホリディインは割と綺麗な感じ。Vホテルを小綺麗にしたようなもの。シャワー休憩後近場を歩く。Tescoで色々面白いものを見た。やはり地物は恐ろしく安い。これを仕入れてシンガに陸送するだけでも儲かるだろう。シンガの小商店はこういうところから調達しているに違いない。
夕飯Y君とソンブーン。プーパッポンカレー、トムヤムクン、チリカンコン、エビ春雨、エビあげをシンハーで。嬉しいので飲み過ぎ話し過ぎ、要らぬことまで喋ったのではないかとやや自己嫌悪。しかし会計は2000Bとこの頼もしさ。さすがタイ。お土産は液体多く重い荷物で申し訳なし。22時散会。その後寝る。
Day 2
到着した次の日に無理をするとまず全体の行程に響く。よって今日は一日ショッピングと美食Dayとする。寄る年波には勝てないのである。
まず8年ぶりのセントラルワールド訪問。サイアム乗換、緑線のChit Lom駅。セントラルワールド内はそれほど変わっていない。以前は高級ブランドに興味がなかったが、銀座回遊を趣味とする今日ではむしろこういう環境でないと落ち着かない。ありがたし。
革製品を中心に見るが、当然ながらヨーロッパの輸入ものは日本より高い。ラコステも見たがやはり高い。中国製にまったく偏見はないつもりだが、若干生地が薄いのに加え一切の値下げをしない強気の値段だ。
そのほかモンベルがあったり、Narayaを見たり。Narayaは8年前には実に魅力的に見えたものだが、今回見ると実に安っぽい作りに見えた。お気軽な現地土産には出来ようが、これをブランドとして確立するのは難しいような気がした。
スタバで休憩後、お昼のイサーン料理店を目指すがセントラルワールド近辺は大渋滞である。Grabでタクシーを2回捕まえるもあえなくキャンセル、流しを拾おうとすれば250バーツかかるとのこと。面倒なので緑線で最寄り駅プロンポンまで行くことに。
駅からタクシーに乗り、到着したら3時過ぎ。腹減った。イサーン料理は辛さがウリの料理なのだが、家族が辛いの苦手なので辛くないやつ頼んだらソムタムサラダもカンコンも実に味気ない。しかしグリルチキン(ガイヤーン)は実にうまい。チャーンビールと一緒で、食後のマンゴーカオニャオの恐るべき甘さに震えながら会計。実に美味。
その後再度サイアムに戻り、MBKに行く。ここは昔非常にボロボロのビルで暗くてなんだか怪しい雰囲気満載だったが、近年改築したらしく実に近代的なビルへと生まれ変わった。階層は7階、Tokyuが入口近辺に入居している。ここに限らないが、バンコクではLevi’sとLeeは必ず隣同士にあり、お互い値段もそんなに変わらない。当然Westernerはない。メンズブランドは大抵同じような顔ぶれだ。
ミドルレンジのタイローカルの服を探していたのだがあまり良いものはない。至極残念。というかMBK自体が安物ばかり売っているような、観光客向けの場所ではあるのだが。途中、MBK内でカルディカフェを発見。日本では見たことがないが、売ってるものも出すものも実にカルディである。地元駅でいつもお世話になっている昨今、嬉しくなりコーヒーを注文ししばし休憩。MBK5階は宝石、銀行等が軒を連ねるキンピラピンピンフロア。いくつかお土産を物色して、見当をつけてからいったんホテルに帰る。
夕食はサイアムパラゴンのB1Fで食べた。タリンプリンのタイ料理である。これまたなかなかだった。
Day 3
「せっかくここまで来たのに食べてばかりいる」とのお叱りで、今日は観光することに。まずは歩いて宿舎近くのジム・トンプソンハウスに行く。バンコクには何度も来ているのに、なぜかここはあまりにベタな観光地過ぎて来たことがない。ツアー時間を確認したら英語は出発したばかりで20分後だという。「日本語や中国語はどうですか」と聞いたら日本語ツアーはちょうど出発するところだというので急遽参加した。
家はコテコテの現地様式で、五角形の形でもって建物全体の強度・耐久性を上げるものらしい。邸内にある様々な調度品・仏像を見学しながら20分ぐらい見て回った。
次いでアソークの駅に移動し、以前泊まったことのあるTホテル界隈に。ここではバーンカニターというレストランでソフトシェルクラブカレーを食べた。うまい。そしてこれを食べにバンコクに来たとまで言うと言いすぎだが、嫁さんが大好きなグレープ+ビーフサラダ。下に敷いてあるのが単なるキャベツの千切りであることを忘れる位うまい。ぶどうとビーフスライス焼いたものがこんなに合うとは。
そのあとアソークからMRTにてフアランポーン駅へ、そして徒歩でチャイナタウンまで。途中でゴールデンブッダの寺があったので拝観する。排ガスがすごく、ようやくチャイナタウンに着くもあまりの空気の悪さに喫茶店にて休憩。バンコクのチャイナタウンも実は初めて行った。感じとしては、昔のシンガポールもあるいはこんなだったかと思わせる中華街ぶりで、結構汚い。料理はやはり南洋華人の定番料理が多い(バクテーとか)。あとフカヒレのレストランが多かった。噂によれば通常の何分の一かで安価にフカヒレ料理が楽しめるらしい。勿論我々はスルー。
チャイナタウンを北から南下し、フェリー乗り場に。サバーイタクシンまで16バーツ、西洋人客多し(フランス人が中でも多かった)。MRTに乗って帰宅、夕食はバーンイサーンムアンヨット。しかし日本人率高く、周囲のテーブルは全て同志们だった。呵々。イサーン料理としてはガイヤーンの方がおいしかった気がする。しかし会計は恐ろしく安かった。素晴らしい。
夕食後、体力がまだ残っていたのでスカイバーシロッコに。MRTスラサックから徒歩10分弱、ドレスコードに怯えていたが全然問題なく屋上に。やはりここからの眺めは最高。カクテル一杯が710バーツ(2400円程度)と安くはないが、一杯頼むとエンドレスにおつまみがいただける。実に気分爽快な夜でしたとさ。
Day 4
毎日起きるのが遅い。緊張感がなくなっている証拠だ。昨日一日割と大冒険だったので、今日は大人しく過ごす。つまりまたサイアム。
二度目のMBK訪問、上から下まで隈なく見て回る。僕らはレザー物を主として見て回ったけど、MBKにあるのはどうも安っぽかったり嘘っぽかったりするバッグばかり(奥でロゴを付ければ立派なGuc〇iですよ、とかそういうもの)。お昼もMBKの7Fフードコートで食べる。ガパオ的な肉だと思って注文したものがミャンマー味付けの大豆製品で萎える。
CLAIR時代に出張で来た時にサイアムで飯を食ったレストランを見かけた。なるほど外国人が好きそうな店だ。他にA&Wとか、僕らが好きな店が並んでいる。さすがこのエリアはブラブラするだけで楽しい。
Siam DiscoveryにあるFood Republicに行った。タイのフードコートの会計方式はカード式が多く、最初にCasherに行って所要金額をチャージしたカードを受け取る。各ブースでカードで支払い、帰る際に残金を返してもらうシステムだ。これだと料理人が現金に触れることを防げるし、毎回通う人は一定額をチャージしておけばいつでもキャッシュレスで支払える仕組みだ。慣れると非常に便利。
そしてショッピングの終盤、Z社の皮バッグに出会ってなかなか良い革を使っているようで思わず衝動買いしてしまう。日本だと阪急メンズで5万円近い値段で売っているようだが、ここだとなんと2万円。革はイタリア製のヌバックを使い、縫製と製作をタイで行っているらしい。非常にクオリティが高く、今から銀座デビューが楽しみ。
晩飯はまさかのソンブーン再訪。だって安いしおいしいしサービスいいし。僕は午後色々つまんだので結構腹いっぱいだったのだが、嫁さんはカニやらエビやらここぞとばかり満喫していた。ていうか毎食ソンブーンでも別に障害ないかも知れない。帰り道にまたTescoに行ってお土産を物色。なんだか安っぽいものばかり買った。
(完)
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