今回は意外なことに、この会社に入って初めてのドイツ出張。ニュルンベルクで開かれた展示会に新規開拓でやってきました。また、昨年も来たデンマークのオーフスのメーカーを再度訪れ、今後の進め方について再度協議していきます。秋のヨーロッパはいつ来ても素敵です。
今回の旅のメインはニュルンブルグ
今回、僕と一緒に旅をするのは弊社第二営業部の営業マン2名です。Hさんとは昨年のデンマーク出張でもご一緒して一緒にロストバゲージした仲ですが、今回担当引継ぎのために新入社員のOさんを連れてメーカー側に引き合わせます。しかし出張的には、ニュルンブルグで行われるTechnopharmという展示会で、いつも通り新規開拓に勤しむことが主眼の出張になっております。
コペンハーゲンでストップオーバーし余裕の日程
今回は少し変則的で、SAS984便で一旦成田からコペンハーゲンに飛び、そのままコペンハーゲン中央駅近くのStar hotelに一泊した後、次の日にルフトハンザでコペンハーゲン→フランクフルト、次いでフランクフルト→ニュルンブルグというルートで進行します。おかげで今回、いつもほぼ素通りのコペンハーゲンで少しゆっくり出来たのは非常にありがたかったです。もういい加減、シンガポールの出張といい過密スケジュールには疲れていたので。
ニュルンブルグは歴史ある街
僕は歴史好きなので、ニュルンブルグというと中世の騎士道やら近代のモニュメントやら、ドイツの様々な歴史的ワンシーンが想起されてなかなか感慨深いです。街並みも古風な石畳に中世風のお城があるかと思えば、路面電車や自動車網が発達し、不思議な過去と現在のミックスを感じさせてくれる都市です。

ニュルンブルグ中央広場
僕らもホテル到着後、早速歩いてこの中央広場にやってきました。周辺を歩いて、少し食べ歩きをします。

こちらはイワシの酢漬けを挟んだバーガー。とても美味しいです
広場で美味しそうなサラミも売っていたので、同僚と一緒に買いこみました。これとビールがあれば、長丁場の出張もなんとかなります。
到着した次の日から展示会でしたが、今回のTechnopharmはより地元密着の色彩が強く、逆にヨーロッパ以外のメーカーをあまり見かけません。僕らとしても、非常に興味深い商材がたくさんあったので、隅から隅へとくまなく見て回りました。少し英語が通じにくい場面があったのが、残念と言えば残念な点でした。
ついでに、別な営業部向けのアプリケーションについても観てきてほしいと言われていましたが、商材発掘はやはり眼力が物を言うので、僕やハイテク専門の営業さんが見ても、モノになるかどうかは分かりません。一応、目に付いたブースでパンフレットはもらってきておきました。
ニュルンブルグ城見学
展示会の合間、自由時間を縫ってニュルンブルグ城を見てきました。

城の中庭
この城は、中世の神聖ローマ帝国で1050~1571年の間即位した全ての皇帝が、必ず一度は居城にしたカイザーブルグともう一つのブルクグラーフェンブルクの二つの城からなる、帝国の歴史的に重要な位置を占めるお城らしいです。一旦第二次大戦の時に破壊されてしまったようですが、修復され今日の美しい威容を湛えています。
なんかこういう中世造りの建物って、見ているだけでほのぼのしてくるから不思議です。さすがに防衛の拠点だけあって、城の構造自体は非常に堅牢に出来ていて、頂上からは街が一望できるようになっています。
デューラーハウスも見学
そしてニュルンブルグのもう一つのランドマーク、デューラーハウスにも行きました。
このブログを「シュリーマンになるまで」と銘打っているくらいですから、僕にとってアルブレヒト・デューラーは決して馴染みのない名前ではありません。「ドイツ絵画の父」と呼ばれるデューラーですが、幼い日のシュリーマンが読んだホメロスの「オデュッセイア」で、焼け落ちるトロイアから父を背負って逃げるオデュッセウスの銅版画を書いたのがデューラーなのです。超マニアックな知識ですが。
ドイツでは非常に著名な画家なわけで、この建物の中には彼のアトリエも再現されています。
なかなか興味深い見学が出来たと思います。
そしてデンマークはオーフスへ
そんなこんなで3日間の展示会日程も終わり、今度はデンマークのオーフスに向かいます。チケットに制限がある関係で、またニュルンブルグ→フランクフルト→オーフスと飛ばねばなりません。乗り継ぎが入るので、昨年のロストバゲージの記憶が蘇ります。がしかし、今回僕は本来の予定通りのキャリーケース一個でこの出張に参戦しているので、少なくとも僕に関してだけはロストバゲージする心配はありません。

このセットだけで何週間でも出張出来ますよ。洗濯は毎晩ですが…。
オーフスは予想通り、少し肌寒い天気です。

着陸!
ターンベルトから無事、同僚二人のスーツケースも出てきました。良かった良かった。
昨年来たメーカーを再訪
さて、オーフスでは昨年にも来たメーカーを再訪して、再度新しく担当する営業マンを紹介すると同時に、最新の動向について意見をシェアする機会を持ちました。お昼は前回のスモーブローとは少し変わって、デンマークの海の幸を並べたサラダのようなランチプレートです。これが実に美味しかった。
今後、日本訪問も含めて販売体制を強化していくという話でうまくまとまりました。
そんな感じの、1週間のヨーロッパ周遊出張でした。
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