どうしてそういうことになってしまったのかさっぱり分からないのですが、イギリスに行くのは1995年以来なんと18年ぶり(!)。今回はロンドンの近郊にある圧力箱メーカーを訪問し、営業社員と技術社員と一緒にトレーニングを受けます。
成田からヴァージン航空でイギリスへ
今回の出張は、予算の関係上ヴァージン航空が一番安価になりそうなので、VS901便で成田からヒースローに飛ぶことになりました。約12時間半のフライトです。僕とエンジニアの二人は成田からですが、もう一人の営業社員さんは福岡から国内線で成田に飛んでから合流します。なかなかの体力勝負です。
ヒースローには現地時間夕方5時過ぎに到着しました。幸い、今回訪問するメーカーさんはヒースローにほど近いSunburyというエリアに会社があるので、空港からほんの30分もしないうちに予約していたホテルに着くことが出来ました。ホテルは安心のPremier Innチェーンです。
到着後、荷物を一旦整理してから小腹が空いたので3人で夕飯を仕入れに出かけます。が、まさかの日曜なのでほとんど店らしい店がやっていません。やむなく、近くのスタンドでフィッシュアンドチップスを持ち帰りで買い、ついでにイギリスといえばギネスということで缶ギネスを購入。やや重い気もしますが、とにかくお腹に何かを入れて眠りに着きました。

日曜なので心なしかチップスもややダレ気味。
技術トレーニング開始
今回お世話になるメーカーは、弊社が代理店として長年製品を売ってきている、圧力ボックスと言われる工業用機械を専門で売っている企業です。このボックスは、爆発性のある周囲の気体から電気部品を守るためのもので、圧縮空気を絶えず内側から吹き出しパージすることによって防爆対応を図るものです。
今回僕と同行した二人の社員は、すでにこのメーカーのボックスを取り扱って長いので、色々と細かい質問がたくさんあるようです。最初に工場内の見学から始まりましたが、アテンド係の技術長は駆け足で紹介していきたいのに、彼らからは次々と質問が飛び出してきます。僕も通訳として出来れば全部伝えたいところですが、先方には先方のやり方があるのでうまくそこがスムーズに流れるように、それなりに配慮しながら工場を見て回ります。
この製品のキモはどうやらタイマーにあるようで、ボックスの中を見ると面白い配置で中の部品がレイアウトされていました。ダイヤグラム図面を見ながら、若いエンジニアがつきっきりで説明を行ってくれます。この会社は社員数100名程度の企業で、弊社同様家族的な雰囲気を持った歴史のある企業のようです。ランチタイムになると、皆で連れ立ってサンドイッチを買い出しに出かけます。僕らも一緒に連れて行ってもらって、雑談をしながら昼食を取りました。
午後からも引き続きトレーニングは行われます。が、さすがに日本時間で深夜零時を回ると眠い眠い…。僕はまだヨーロッパの時差に慣れていないので、出張があるたびにこうした時差ぼけにひどく襲われます。眠気を堪えながら、しかし細かい点を突いた質疑応答になんとか対応して一日目は終わりました。
夕食は地元のウナギ料理のお店
初日の夜はエンジニアの方が車を出してくれて、テムズ川河畔のこじゃれたレストランに僕ら3人を連れて行ってくれました。残念なことに、この時の食べ物の写真がなぜか残っていないのです・・・。店の雰囲気だけでも、写真で上げておきます。
二日目は営業ミーティング
さて二日目の朝ですが、泊っているPremier Innの朝食がとても豪勢なEnglish Breakfastなんで写真でご紹介したいと思います。実は僕、English Breakfastが大好きなんです。多分朝昼晩三食食べてもそんなに困らないと思います。
ここの朝食は当然バイキング形式ですが、とにかくマッシュルームをソテーしたものが絶品です。そのままでもよいし、コショウと塩を少し足してもなお良しです。さらには日本では食べられないような新鮮なレッドベリー類(上の方)もついてくるので、これを食べるだけで結構長時間持ちそうな腹具合になってきます。ぜひイギリスに行く機会があれば試してみて下さい。宿泊していなくてもウォークインでも食べられますので。
そんなわけで朝からお腹いっぱい食べて、またメーカーさんの社屋まで歩いて移動します。午前中は営業ミーティングということで、昨日とは打って変わって日本の顧客情報や業界の動向、競合の話をシェアすることになりました。当然、通訳に対しての事前打ち合わせなど皆無なので、出た所勝負でその場で訳し去るしかありません。
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