ようやくギアポンプの一件も落ち着きを見せ、通常通りのメーカーによる技術トレーニングの出張がやってまいりました。今回はアメリカのウィスコンシン州、ミルウォーキーのポンプメーカーへの出張です。オフタイムには地元の世界的メーカー、ハーレーダビッドソンの博物館での飲み会も。
はるばるミルウォーキーへ
今回は3人の営業マンをアテンドします。東京、名古屋、大阪から一名ずつです。一旦成田空港に国内線で集合したのち、4人一緒に成田から全日空でシカゴに飛びます。シカゴからは陸路でミルウォーキー入り。何気に、シカゴからミルウォーキーまで100マイルくらいの距離があるんですね。ロングフライトの後ですが、事前に借り上げ車を予約しておいたので、安心安全な気持ちで大きなバンに乗り込み、ひと眠りしたらミルウォーキーについていました。天気も良くて気分も上々です。

乾いた空気感が心地よいです
到着したらさすがに疲れたので、夕飯もそこそこにベッドに入って英気を養います。明日から早速トレーニング開始です。
ポンプのトレーニング
今回はこのミルウォーキーにあるドイツ系のポンプメーカーのグループトレーニングです。弊社ではこのブランドに今後より注力していきたいので、今回改めて各拠点でこのポンプを売っている営業マンを派遣したわけです。
トレーニングに関しては、日本に何度かエンジニアが来て僕も客先訪問に同行したり、社内での勉強会の通訳をやっていたので、ポンプ自体の原理については十分事前勉強は済んでおりました。あとは営業社員それぞれのテーマに沿って、現地の人に色々尋ねていくわけです。非常に密度の濃い、深い研究が出来たように思います。
一日目の夕食はアメリカ流鉄板焼き
トレーニングの参加者も、いつも通り各国から集まった人々で構成されていて、この人々との交流もこうした研修に参加する醍醐味です。今回は、メーカーさんが僕らを地元の鉄板焼きのお店に連れてってくれました。大きな鉄板の上でバーベキューを焼いてくれることに変わりはないのですが、ナイフ捌きや派手なアクションがついていて、これはこれで一つのエンターテインメントです。僕はとても楽しむことが出来ました。
気が付くと、参加者の一人であるメキシコの代理店オーナーの音頭で、テキーラの飲み比べが始まってしまって、弊社の営業マンの一人が捕まっています。「明日辛いから、ほどほどにしといた方がいいですよ」と忠告したのですが、結構頑張っています。そんなところで日本男児の心意気を高揚しなくてもいいのですが、まあでも大人ですから無理のない範囲でエンジョイしてくれる分には。と思っていたら、結局フラフラになってホテルの部屋まで連れていくのが大変でした。
トレーニング日程を消化後、ハーレー記念館へ
今回の日程で僕が特に楽しみにしていたのが、地元ミルウォーキーを代表する企業であるハーレー・ダビッドソンのハーレーミュージアムを訪問することでした。3日目の午後、トレーニングの全行程が終わった後で、参加者全員でミュージアムに向かいます。面白いことに、建物に入った最初にランチを食べ、そして地元のIPAビールを飲むことになりました。ラグーナIPAは恐ろしくキレがあって、とても大好きな味でした。

アメリカのローカルビールは最高です
そして気分が良くなったところで、歴代のハーレー含む貴重な展示品を見て回ります。館内を見て回ることで、自然とハーレーの会社としての発展、そして様々なモデル・デザインの変遷を学んでいくことが出来ます。このページは写真的に制限があるのであまり紹介できないのが残念ですが、例えばターミネーターIIでシュワルツェネッガーが乗っていたバイクとか、僕のような映画好きにはたまらない展示品がたくさんです。
結局3時間くらいは滞在したでしょうか。なかなか得難い経験をさせてもらった出張でした。
コメント