先月アメリカには来たばっかりですが、今度は南部のテキサス州に。歴史あるサンアントニオは、街の中を運河が流れる楽しい街でした。
新規メーカー発掘のために展示会でブースを回る旅
ついに来ました、輸入商社名物「展示会詣で」。早く僕も参加したいと思っていましたが、今回テキサス州南部の主要都市サンアントニオで、AAPSという展示会のAnnual Meetingが行われるので、営業マン4名と一緒にユナイテッド航空でアメリカ入りしました。まずはヒューストンに飛び、そこから国内線でサンアントニオに向かいます。サンアントニオでは、史跡であるアラモ砦のすぐ向かい側にある、由緒あるホテルのMenger Hotelに滞在します。

テキサス共和国のアラモ砦
水の街サンアントニオ
興味深いことにサンアントニオの中心部には運河が張り巡らされていて、ちょっとした距離を移動するのにリバータクシー的な、ボートを使って移動することになります。このボートはMenger Hotel横にあるショッピングモールから出ているので、ここを起点として街中を色々回って歩けるわけです。

ボートで巡る街
土曜日に到着した僕らは、次の日の日曜丸一日を静養にあて、展示会に向けて英気を養います。というか、単なる観光とも言いますが。街の中は、かつて独立国だったテキサスの気風を反映して、テキサス州の旗をモチーフにした赤と青のカラーイメージの物がとても多いです。

川沿いのステーキ屋さん。まあまあ美味しかったです
そして、運河だけに時々普通の道路の下をくぐって水路が流れていくことになります。橋の下をくぐる時はちょっと新鮮な感じがします。

橋をくぐって
とりあえず、次の日から始まる展示会の下見を兼ねているので、水路の末端にある今回の展示会場、ゴンザレスセンターにも来てみました。のんびりコーヒーでも飲みたくなる、ゆったりした空間です。

ゴンザレスセンターの船着き場
運河沿いを色々見てまわって、夕食にテキサスステーキと美味しい地ビールを飲んでこの日は終わりです。
新規メーカーを2社発掘
さて、次の月曜から展示会が始まりました。僕も参加するのは初めてだったのですが、同僚から色々話を聞いて、どういう手順で新規メーカーを発掘するのか、その方法論みたいなのは把握していました。ただ、基本的にうちの会社の場合、手を付けた営業マンが最初はずっと継続して担当することになるので、どのメーカーのブースにアプローチするのか、その商材が売れそうかどうかという目利きは、基本的に営業マンの裁量に任されています。そもそも僕もまだそんなに商材の目利きが出来るわけではないので、営業マンたちが会場を流しながら歩くのをついて回って、気になるメーカーのところで間に入って通訳をする、という流れです。
今回同行した営業マンたちは、事前にAAPSのホームページである程度ブースを絞り込んでから来ているので、一応全体を見ては回りますが、モノになりそうなブースは実は数個しかないんです。そこを狙って、行けそうなブースであれば毎日訪問してこちらの熱意を伝えます。
この展示会では、幸いレーザー機器の独自な機材を開発している、英国オックスフォード大学の某研究所からスピンアウトした某ベンチャー企業とつながりを持つことが出来ました(このメーカーについては、2014年に正式に弊社が代理店契約を結び、僕も20年近くぶりにオックスフォードを再訪することになります)。自分の通訳で、こういう新規企業の開拓が出来たのは本当に幸運なことでした。
そんなこんなで、会期の3日間は足を棒のように酷使しながら、展示会場の隅から隅まで見て回ります。通常の展示会に比べて収穫が多かったので、営業マンの皆も機嫌がいいです。本当にダメな時は、めぼしい新規メーカーが結果として一社も見つからない時だってあるのですから。
せっかく来たので時間を見て視察
展示会のブース巡りというのは、かけた時間に比例して結果が出るわけでもありません。本当にうまくいくときは、ものの10分もしないで次回のアポが決まることだってあるのです。というわけで、今回は優秀な営業チームのおかげできちんと結果も出たので、それなりに時間が余ってしまいました。せっかくここまで来たのですから、もっと街を見学しないわけにはいきません。
アラモ砦
まずはホテル至近のアラモ砦を見学します。ここは19世紀、テキサス共和国が攻め滅ぼされるときに最後に兵士たちが立て籠もった歴史上のモニュメントです。館内には当時の戦いの様子を伝えるジオラマ等も設置され、過ぎ去った往時を偲ばせてくれます。
砦の外では、いまだに当時の戦死者を慰霊する花がささげられるなど、テキサスの歴史を振り返る中で非常に大事な場所であることを再認識しました。
Tower of the Americasに上る
サンアントニオには、Tower of the Americasという176mのタワーが街を俯瞰するように聳え立っています。1968年にここで行われた国際博覧会のために建造されたらしいです。僕らもとりあえず、エレベーターで上ってみました。

天気が悪いのはお約束
頂上まで、エレベーターで一気に上がります。お約束で天気が悪くて残念ですが、サンアントニオはこういう街なんだな、という風景を360°で見ることが出来ます。

タワー最上階からの風景
そしてセグウェイにも挑戦
僕が今回同行している営業マンたちは、いつも僕が対応している第一営業部とはまた別の、第二営業部というシステムやハイテク機器を専門に扱う部門の営業マンたちです。社内的にこの二つの営業部は少し毛色が違って、第二の方はよりアカデミック、そして第一はむしろ体育会系のノリと言っていいと個人的に思っています。
そして第二営業の人たちは職業柄新しいものを試すのが大好きなようで、ここでも誰かが情報を探してきて、サンアントニオの街中をセグウェイで走行できるツアーがあるということで、僕が電話をして申し込みました。
初めて乗るセグウェイは、思ったより重量があって、非常に安定した乗り物だと感じました。勝手にフラフラ動いてしまうような作りではありません。最初に30分ぐらい、トレーナーさんがつきっきりで指導をしてくれるので、前進後退、左右転回、急停止等が出来るようになれば、あとは身体の角度の感覚でまるで自転車と同じように走行ができるようになります。やはりよくできた乗り物だと思いました。
ちょっと顔出しはNGなんでこんな画像で恐縮ですが、運転に慣れた頃に、トレーナーの案内で約1時間、サンアントニオの街をセグウェイで疾走し観光名所を回ったのは実気分爽快でした!(セグウェイは最高40㎞/hぐらいのスピードを出せます)
セグウェイ体験、本当におすすめです。
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